原点は、
幼い頃に食べたあのラーメン。
最初は、試行錯誤の連続。
自分の思いが、カタチにならないもどかしさを抱え、寸胴を前に、納得いくまでスープを作り続けた日々。
そして、行き着いた先は、手間を惜しまず、素材にこだわり、変化を恐れないこと。
産地や季節、気温や湿度など、一つとして同じものはない自然の食材と向き合いながら、自問自答しながら、その答えを辛抱強く待ち続けること。
これは、終わりなき挑戦。これは、限りなき闘い。
明るく、楽しく、元気良く、いつまでも、こだわりを持って進化し続ける味を追求し、多くのみなさんに楽しみにしていただける[麺達]でありたいと、心から思っています。
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01
スープ
SOUP
スープはラーメンの命。
毎日、同じことを繰り返しても、素材や手間の掛け方一つで違う顔を見せる、厄介で、愛おしい存在。
血抜きをしたとんこつを洗い、砕いて寸胴鍋にいれ、たっぷりのお湯で煮立てます。灰汁を取り除きながら、鶏がらや季節の野菜を加えてコクと甘みを引き出すと、スープは香りを漂わせながら、尖った味の角を溶かし始め、さっぱりした味わいへと変わり始めます。掛けられるだけの手間を掛け、こだわれるだけ材料にこだわり、約2日がかりで、これだけていねいに作っているスープ。
そうやって、手間を惜しまず作り続けることで生まれる微妙な味の変化が、いつしか“進化”するきっかけになると信じています。 -
02
麺
NOODOLS
こだわりの自家製麺
使用する小麦は、たんぱく質含有量が13%以上で、グルテンも強靭な、豪州産の<プライムハード>を贅沢に使用。
あの有名なグルメ漫画「美味しんぼう」で推薦されていた中華麺用小麦の最高峰を、隣接する麺工房で、その日の湿度や気温に合わせながら手打ち。腰のある細麺の食感とスープとの絡み具合は、まさに絶品の一言です。
スープは麺があって、初めて成立する。
どちらが先というよりも、それぞれが、それぞれの存在を意識しながら、出るところは出、引っ込むところは引っ込むという“あうん”の呼吸で、お互いのよいところを引き立てるパートナーになるのです。 -
03
素材
MATERIAL
野菜に旬があるように、
豚にも季節によって脂身の量や
肉の旨みに差がある。だから、できるだけ産地や季節にこだわって、やっぱり餌にもこだわって、肉そのものの旨みがある豚を選らんでいます。
さらに、醤油にもこだわって、同じものを注ぎ足して使い続けています。
以前は、脂身のあるとろとろのチャーシューを作っていましたが、味付けの濃さと油でスープの味を変えてしまう恐れがあり、今のあっさりした味付けに落ち着きました。